交通事故の場合、問題となるのは、もっぱら過失割合と損害額です。 過失割合については、別冊判例タイムズ３８という法律雑誌があり、損保の担当者、弁護士、裁判官が参考にします。 この雑誌は、さまざまな事故類型について、過去の多数の裁判例を分析し、過失割合に関する一定の基準を定めています。 ただし、基本割合に対し、加算、減算要素がたくさんあります。また、読む人によって解釈が違う場合も少なからずあります。 過失割合に迷ったら、専門家である弁護士にご相談ください。

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また、損害額で問題となるのは、慰謝料の金額と後遺症が残っているのか、残った場合、何級に該当し、後遺症慰謝料の金額と逸失利益（稼働が制限された分に対する金銭的評価）です。慰謝料については、損保会社が、独自に基準を定めています。 軽症、中症、重症と三段階になっています。しかし、公表されていません。 弁護士会も赤本、青本という二種類の基準の雑誌を毎年発行しています。 これらは、判例を集約したものです。ただし、幅があり、算定する人によって、高低差が生じます。 賠償額についての疑問は、専門家である弁護士にご相談ください。